2024年2月5日、スクウェア・エニックスの2024年3月期 第3四半期(23年4月~23年9月)の連結決算が発表された。
スクエニ2024年3Qまでの発売タイトル
●『FF16』
●『FFピクセルリマスター』シリーズ
●『DQチャンピオンズ』
●『インフィニティストラッシュ DQダイの大冒険』
●『FF7EC』
●『SO2R』
●『DQM3』
決算資料より
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は257,612百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は34,918百万円(前年同期比15.5%減)となりました。為替相場が前期末と比較して円安となり為替差益が4,570百万円発生したことなどにより、経常利益は40,910百万円(前年同期比19.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は26,768百万円(前年同期比42.3%減)となりました。
○デジタルエンタテインメント事業
ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。
デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。
当第3四半期連結累計期間は、HD(High-Definition)ゲームにおいて、「FINAL FANTASY XVI」、「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」「ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅」等を発売したことにより、前年同期比で増収となりました。
MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、前年同期比で減収となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、2023年6月に「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」、同年9月に「FINAL FANTASY VII EVER CRISIS」のサービスを開始したものの、既存タイトルの弱含み等により、前年同期比で減収となりました。
当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は179,654百万円(前年同期比2.6%減)となり、営業利益は30,715百万円(前年同期比20.7%減)となりました。<省略>
なお、2024年3月期通期連結業績予想については、当期新作タイトルの第4四半期における販売動向を見極める必要があることから、2023年5月12日に公表した内容から変更はありません。
2024年3月期 第2四半期決算短信
HDゲームは1Q2Qの上期と同様に『FF16』『ピクセルリマスター』および『DQM3』の発売により増収となっている。スクエニ決算において売上順にタイトルは並んでいるため『DQM3』は『ピクセルリマスター』に及ばずといった状況か。
『FF14』『DQ10』のMMO部門、スマホ部門はともに減収となっている。
デジタルエンタテインメント事業に注目すると、1Qにおいては『FF16』の開発費償却が含まれていたことが主要因で約80%もの減益となっていたが、7月以降の販売分は全てリピート換算されたことで20.7%減益まで縮小した。結果、全体としては15.5%減益まで改善となった。
MMOとスマホの不調分がなければさらに改善していたものと思われる。
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グラフからも営業利益の大幅な改善が読み取れる。
通期計画に対する進捗率
通期計画は引き続き据え置きとなっており、上期での進捗率は3割程度であったが大幅に進捗率が改善されている。
2024年2月5日開催 第3四半期決算説明会資料
売上高は3600億円に対して2576億円であり進捗率71.6%(上期時点で47.8%)
営業利益は550億円に対して349億円であり進捗率63.5%(上期時点で31.5%)
営業益に関しては10~12月だけで30ポイント以上も改善されている。
2月の『FORMSTARS』と『FF7リバース』により通期計画の達成も射程圏内であり、過去最高の業績となる可能性も残っている。
一言
少し前にも『FF16』は想定通りって回答あったし心配無用やったみたいやな
『FF7リバース』はGOTY期待のタイトル2冠やったしメタスコア次第で爆売れするかもしれへんな