2024年2月22日、PS5独占アクションRPG『FF7リバース 』(FINAL FANTASY VII REBIRTH)のメタスコアが公開された。
※メタスコア:世界中のメディアレビュースコアを加重平均した点数
結果は「93点」となっており、一般的に「神ゲー」と言われる点数である。
レビュー内容抜粋
『FF7リバース 』は1997年に発売された『FF7』を3部作でリメイクするプロジェクトの2作目である。
1作目の『FF7R』(FINAL FANTASY VII REMAKE)ではターン制コマンドとアクションを融合した戦闘システムが採用され、原作では数時間で終わるミッドガルを舞台として1本分のボリュームのゲームとして描かれていた。
2作目となる本作ではミッドガル脱出後の世界が舞台となっており、原作に沿ったオープンワールド風のフィールドを冒険し様々なアクティビティが用意されている。原作における中盤の山場である「忘らるる都」まで収録されることが明かされている。
100(最高点)
ファイナルファンタジー7リバースは素晴らしいゲームであり、その素晴らしい前作をさらに1つ上回ることに成功している。Rebirthの範囲が広いため、前作は小さなプロローグのように感じられたが、今、ゲームは本当に始まった。その広さにもかかわらず、一瞬たりとも飽きることはなかった。このゲームは、私たちが長い間経験したことがないほど多機能で変化に富んでいる。常に新たな挑戦を見せてくれる新しいゲームプレイ要素に、文字通りワクワクさせられた。そして、素晴らしいキャラクターと手に汗握るストーリーもあり、感動的な場面で何度も感動させられた。
PC Games90
ファイナルファンタジー7リバースは、「リメイク」が作り上げた、エキサイティングな挑戦と深みに満ちた最高クラスのアクションRPGとして、また、長い間、多くの人々にとって大きな意味を持つ世界を再現した、畏敬の念を抱かせる作品として、印象的に構築されている。本編を終え、サイドクエストやオプショナル・アクティビティを一通りこなすのに82時間かかったが、まだやり残したことがたくさんあり、原作のこの重要な部分を絶対的なボリュームに感じさせてくれる。ミニゲーム、サイドクエスト、その他の魅力的な娯楽が広大な地域の空間を埋め尽くし、見慣れた場所の新たな姿をより鮮明に描き出している。しかし、単にやることが満載というだけでなく、「Rebirth」はしばしば「ファイナルファンタジーVII」の最も印象的な特質を力強く表現している。エンディングの演出に手こずり、幾重にもねじれたタイムラインの混乱に巻き込まれることもあるが、それにもかかわらず、新たな瞬間と包括的な旅は、より深い内省を呼び起こすことに成功している。だから、この古典的な作品がどのように再構築されたかは、部分的には欠陥があるかもしれないが、それでも『Rebirth』はスリリングで予想外に衝撃的な作品として際立っている。
IGNhttps://www.metacritic.com/game/final-fantasy-vii-rebirth/80(最低点)
ファイナルファンタジー7リバースは正しい方向への大きな一歩だが、残念ながらグラフィックの異常とオープンワールドの常套句に阻まれている。感情的なジェットコースターに乗っているような気分にさせられる。心の琴線に触れ、これまで以上に各キャラクターに感情移入させられるだろう。PlayStation 5のグラフィック性能のおかげで、オリジナルの印象的な場面はすべて保持されているだけでなく、より強化されているのも助かる。戦闘も非常に魅力的なままであり、わずかな修正によって体験はさらに深まるばかりだ。残念なことに、「Rebirth」には不可解なデザインの選択もあり、その素晴らしさを阻害している。ミニゲームで埋め尽くされているのだが、そのほとんどがサイドクエストで、操作性や機能に不満が残るのが残念だ。少なくとも、飽きさせない工夫はされている。その上、グラフィックのほとんどに感動させられるが、低解像度のテクスチャやジオメトリが最も分かりにくい方法で継ぎ接ぎされており、没入感から引き離されるだけだ。ファイナルファンタジー7リバースには、偉大な作品になることを阻む問題もあるが、あなたが熱心なファンであろうと、サーガの比較的新しいファンであろうと、これは時代を超えたRPGであることに変わりはない。
Hardcore Gamer
GOOD | BAD |
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◎感情移入できるキャラクター ◎感動的で予想外なストーリー ◎魅力的な戦闘システム ◎飽きることのない多彩なコンテンツ | ×一部のミニゲームやサブクエストは不満 ×ストーリー後半が駆け足気味 ×低解像度のテクスチャが残っている |
FFシリーズのメタスコア
RPG形式の外伝作も含む近年の『FF』シリーズのメタスコアは以下の通り。
なお、2000年代まではレビュー数が少ないため、『FF12』以前のタイトルは2010年以降のリメイクもしくはリマスター版の点数を採用し、『FF11』を除くナンバリングは全て網羅されている。
『FF7リバース』はFFナンバリング過去作全てを上回る93点という過去最高のスコアである。
なお、厳密には『FF9(PS版)』が過去最高の94点を獲得しているものの、当時はレビュー数が20件前後と少なく、大作は無条件で満点評価されるような時代であったため参考記録として捉えるべきである。実際リマスター版では76点まで下がってしまっている。
他に2000年代以前の参考記録ではあるものの、『FF6(GBA版)』92点、『FF7』92点、『FF8』90点、『FF10』92点、『FF12』92点と当時のナンバリングは神ゲー評価を連発しており、『FF12』から18年ぶりにようやく当時の水準の点数を獲得するに至ったこととなる。
なお、『FF14』はMMO継続プレイヤーのレビューであるため、2000年代と同様にレビュー数も少なく無条件でスコアは高くなりがちである。
PS独占ではあるものの『スパイダーマン2』はメタスコア90点で1000万本を突破しており、『FF7リバース』も同様に売れることができるか?
一言
FF7Rが微妙に感じたワイでもリバースはめちゃくちゃおもろそうやもん
PC版待ちなのにPS5で先にやりたいくらいだわ