『ピクセルリマスター』シリーズが2年かけて販売本数300万本突破!PS/Switchの完全版からわずか4か月で100万本上乗せするも劣化版となっているSteam版には不満の声も

2023年9月4日、Switch/PS4/Steam/iOS/android向け『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター』シリーズ6作品の世界累計販売本数が300万本を突破したと発表。

売上推移

これまでの軌跡

●2021年7月 Steam/スマホ版『FF1』『FF2』『FF3』発売

●2021年9月 Steam/スマホ版『FF4』発売

●2021年11月 Steam/スマホ版『FF5』発売

●2022年2月 Steam/スマホ版『FF6』発売

●2023年4月 Switch/PS4版(機能追加完全版)6作品発売

●2023年5月 『ピクセルリマスター』シリーズ200万本突破

●2023年9月 『ピクセルリマスター』シリーズ300万本突破←NEW

公式発表

Nintendo Switch™/PlayStationⓇ4/SteamⓇ/iOS/Android向けに発売中の“ファイナルファンタジー ピクセルリマスター“シリーズにおいて、6作品の世界累計販売本数※が300万本を突破したことをお知らせいたします。
※ダウンロード版・パッケージ版・特装版の累計

中略

Switch版・PS4版の特徴

家庭用ゲーム機版では、オリジナル版をイメージしたピクセルフォントやBGMへの切り替え機能を実装し、よりオリジナル版に近い体験をお楽しみいただけるように。また、エンカウントのON/OFFや獲得経験値の調整などのブースト機能も実装。幅広い遊び方が可能になっています。

“ファイナルファンタジー ピクセルリマスター”シリーズ 全世界累計販売本数300万本突破!

Steam/スマホ版の発売から1年以上売上発表が行われず、Switch/PS4版発売直後に200万本→300万本と発表されているため、Switch/PS4版の売れ行きが好調であることが伺える。

CS版のみの追加要素

Switch/PS版(CS版)には数々の調整が加えられており、Steam/スマホ版は実質的に劣化版となってしまっている。

インタビューで語られた調整箇所は以下の通り。
Switch/PS4版『FF ピクセルリマスター』8000文字の日本語ピクセルフォント作成に、経験値0倍などのやり込み配慮、BGMの演出微調整など、細かすぎる調整内容に溢れる琢磨Pのこだわり

調整箇所ピックアップ

●共通:BGMのアレンジ/オリジナル選択

●共通:ピクセルフォントの追加

●共通:経験値ギルAPなどのブースト昨日

●共通:ダッシュのオンオフ

●共通:バトル中にタイトル画面へ

●共通:セーブの効果音

●共通:モンスター図鑑でバトル

●『FFII』:魔法干渉値の表示

●『FFIII』:暗闇の雲戦の演出

●『FFIV』:イベントのタイミング調整

●『FFIV』:カインのジャンプ

●『FFIII』『FFV』:ジョブ名

●『FFIV』『FFV』『FFVI』:ぼうぎょとチェンジ

●『FFVI』:アルテマウェポンとアルテマバスター

●『FFVI』:ケフカ戦のBGM

●『FFVI』:オープニングスタッフロール

同インタビューにてSteam/スマホ版へのアップデートは調整中とのこと。しかし、現時点でアップデートの発表はない。

――ユーザーの声がとても大事ということですね。ちなみに今回は家庭用ゲーム機版のお話でしたが、すでに配信済みのスマホ版、PC版にもこれらの要素は追加・反映されるのでしょうか?

琢磨 もちろん先に遊ばれた方は「えっ、完全版が出るの?」と思うでしょう。現時点で断言はできないのですが、当然検討はしています……というかすでに調整に入っています。ただ、家庭用ゲーム機版を作るのと、スマホ版、PC版のゲームを作るのはじつは別モノなので、完全に同じ要素を全部反映できるのかがわからない、という状況です。

 とくにスマートフォンは機種によってスペックがかなり違うので、今回の要素をすべて取り入れられるかどうかは、機種ごとにより詳しい検証が必要なんです。また、BGM変更機能は、単純にもうひとつのサウンドトラックを追加するので、容量も増えます。低スペックのスマホだと、すでにメモリがカツカツの状態で動いていて、追加が厳しかったりしますし。一方、たとえばブースト機能は数値をいじるだけなので、比較的入れやすいのではないかと思っています。

 といった状況ではっきりしたことが言えずにとても心苦しいのですが、現状では「調整中で、がんばります」という回答になります。申し訳ありませんが、詳しい回答はもうしばらくお待ちください。

Switch/PS4版『FF ピクセルリマスター』8000文字の日本語ピクセルフォント作成に、経験値0倍などのやり込み配慮、BGMの演出微調整など、細かすぎる調整内容に溢れる琢磨Pのこだわり

Steam版への不満の声

Steam版は『FF2』の「やや好評」を除いて全て「非常に好評」ステータスなのだが、CS版発売以降の日本語レビューに限るとタイトルによっては「やや不評」になる場合も。

全体評価が変わるほどのレビュー数ではないものの、いつまでこの状態を放置し続けるのか…?

一言

インタビュー読むとCS版からの琢磨Pがプレイヤー視点で優秀やなあ
Steam版リリース時点でのピクセルリマスターは未プレイタイトルでも買う気せえへんけどCS版の追加機能があるなら全タイトル買いたくなるほどの魅力がある
リマスターで1タイトルあたり50万本も売れたんやからSteam版もアプデ頼むで!
コメントを残す

関連キーワード
ピックアップ
おすすめの記事